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culculMAGIC


笑点でもお馴染みベテランマジシャン【ナポレオンズ】と海外ドラマ【プリズンブレイク】と携帯恋愛ゲーム【恋に落ちた海賊王】を中心に・・・ちょこちょこと。
by culcul-magic
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迷子の夜に・・

すっかりナポレオンズさんのファンになった私、
Let’magicの時にナポレオンズさんの美人マネージャーさんから
聞いた内容を頼りに都内のBARを目指しました。 
最寄り駅に到着したものの方向が分からない。
困ったので、BARに直接電話をしました。
「あのぉ・・場所が分からないんですが・・。」
するとちょっと高めな声でマスターらしき人が道を教えてくれました。
「わかりました、行ってみます」そう言って電話を切ったのですが・・・

分からないんですよこれが・・・思いっきり逆に歩いてたり。

それから20分後、やっとこさBARに到着。本来なら駅から
5・6分の距離ですよ。まったく、とほほです。

緊張してドアを開けると・・・薄暗くて、静かな、大人の空間が。
一人でお店に入ることなど無かった私。ましてBARなんて初っ!
もうドキドキが止まりませんよ。
入ったものの呆然としている私に、店内奥から近づく人影・・・・・。

またまたパルト小石さん!
(またまたって、パルトさんのイベントがあるから行ったんですけどね。)
「大丈夫でした?心配してたんですよ。」とお気遣いいただき
・・・なんとお優しい♪

その月は、BARでパルト小石さんのイベントがありました。
ゲストに前田知洋さん☆
初日のその夜は、まだお客様もまばらでしたので
(2・3回目くらいからは座るトコロさえない大盛況!!)
あの前田さんのマジックをマンツーマンでっ!!
もう驚きなのか、緊張なのか、声がでませんでした。
その後も色々な方とお話できて、素敵なひとときになりました。


とても素敵な時間と、とても素敵な出逢いと、とても素敵なBARに感謝。
# by culcul-magic | 2005-03-02 00:00 | BAR

ヨン様ならぬ・・・・

05年2月・・銀座小劇場で行われた「Let’smagic」。 
当初は前田さんのマジックがお目当てでチケットを購入。
2回公演があるのですが、2回とも買っちゃいました(^^;)

マジックショーは初めてでした。 会場に入ると思ったよりも小劇場。
でも本当に目の前で見れる♪とワクワクしました。

さて、席を見つけて座ろうとしたその時!
「いらっしゃいませ」 
 ん?会場の人かしら?と振り返ったら・・・
のわっ!ナポレオンズぅ☆(もちろん声には出してませんよ)
パルト小石さんでした。
パルトさんからナポリニコフDVDのパンフレットを受け取り、
既にDVDを購入していたので「買いましたよ」と伝えると
「買ったの?!流石ですねぇ」と褒めて(?)もらえました☆
(何でも褒められると嬉しいのですよ)

それから始まったショーの愉しいこと愉しいこと☆
こんなに面白いマジックショーがあったのかぁと思ったり。

ナポレオンズさんのマジックもTV以外で拝見するのは初めて。
ボナ植木さんすごーい、パルト小石さんおもしろーいの連続で
すっかり魅了されてしまいました。
この日頂いたナポレオンズステッカーは大事に飾ってありますよ^^

お腹が痛くなるくらい 面白くて!
口があんぐりしちゃうほど 不思議!

この日から、私の中で、ナポレオンズさん
 「ナポ様」 になりました(笑)
# by culcul-magic | 2005-02-07 00:00 | ナポレオンズさん

パラリ1ページ

 昨年末頃、たまたま付けていたTVからCMが流れていたのをきっかけに
私はその日、見たことの無かった番組を録画までしてしまいました。

世界一受けたい授業・・2時限目。
クロースアップマジックの貴公子 として登場された前田知洋さん。
スラリとした手足、神々しいまでに美しい指先。穏やかに響く声。
何よりそのマジックに愕然としてしまいました。

まだ幼かった頃、親戚のおじさんが手品を見せてくれた。
それとは、何だかまったく違う・・・・・。
マジックを見て、涙が止まらなかったのは初めての経験です。
衝撃。

それから、私はマジックが好き。

これが 私のごくごくありふれた日常から 1ページをめくった日のこと--。
# by culcul-magic | 2005-01-01 00:00 | 前田知洋さん

贋作 くまのプーさん みたいな物語



よく晴れた日のことでした。
ピンクのこぶたピグレットは、ちょっとうかれて鼻歌交じりです。
「ふんふふんふふん♪ とってもいいね。とっても素敵だ。」
ピグレットは二日前、この100エーカーの森で
キレイに光る変わった形の石を拾いました。
それはどことなく、黄色いウサギのラビットに似ています。
「この長いとこが、ラビットの耳みたいだよね。
ちょこんとしたとこは鼻かな。ふふふ。」
上機嫌のピグレットは、まずプーにこのキレイな石を見せに行こうと考えました。
「そうだ、プーにも見せてあげよう♪きっと素敵だねって言うよ。ふふふふ。」
サンダースと書かれた表札がある大きな木がプーの家です。
「プー。いるかい?今日はいいものを持ってきたんだ。」
「やぁ、ピグレット。いいものってなにかな?」
ピグレットはちょっと得意げにキレイな石を見せました。
「わぁ、キレイだねピグレット。それによく見たら・・・・」
「ラビットにそっくりだろう?」
「はちみつにそっくりだ。」
プーにはなんでもはちみつに見えてしまうみたいです。
「もぉプーってば、お願いだから食べないでおくれよ。
これからラビットにあげるんだから。」
「ラビットに?そう。いいね。はちみつなら僕がもらうけど・・・
はちみつみたいではちみつじゃないからね。でもはちみつなら」
「もうわかったよプー。はちみつならちゃんとプーにあげるよ。
でもはちみつじゃないから、ラビットにあげるんだ。」
「うん。それがいいね。そうだ、僕もラビットにあげよう。
僕がはちみつを取るときに使うこれ・・・。」
プーは水色の風船を取り出しました。
「この前ラビットが、畑の木の枝で太陽が隠れてしまって
野菜の元気がないんだって言ってたんだ。
僕を空まで持ち上げる風船だもの、木の枝もきっと持ち上げてくれるさ。」
「いい考えだねプー。じゃあ一緒にあげよう。」
ちょっといい考えではない気もしますが・・・プーはそれがいちばんいいと思いました。
それからふたりは、もっといい考えを思いつきました。
「そうだプー!いい考えがあるよ。このキレイな石をプーの風船に・・・」
ピグレットは、プーの水色の風船にキレイな石をくくりつけました。
「いいねピグレット。すごくいい。僕が持っていくよ。風船を持つのは得意なんだ。」
「うん。ありがとうプー。」
ふたりは揃ってラビットの家に向かいました。
100エーカーの森は、美しい森です。晴れ渡る空に清々しい空気、
プーは、うぅんと伸びをしました。
「ん~。とっても気持ちがいいね。ピグレット。」
「あ、プー!ダメだよ手を放しちゃ!」
プーが伸びをした途端、手にしていた風船は、
碧い空へ高く高く昇っていってしまったのです。
「あ・・・ごめんよピグレット。」
「そんな、そんなひどいよプー・・・。」
ピグレットは泣きだしました。プーも頭をかかえています。さてどうしましょう。
そこへちょうど、クリストファーロビンが通りかかりました。
「どうしたのプー、ピグレット。なぜ泣いているんだい?」
ピグレットは泣きながらわけを話しました。
「そうだったのかぁ。オウルに相談してみよう。彼なら空を自由に飛べる。」
三人は、ふくろうのオウルの家へ向かいました。
途中、ロバのイーヨーに出会いました。
「みんな、そろって、どこへ、いくの?」イーヨーはいつもゆっくり話します。
「これからオウルの家に行くんだよ。」
クリストファーロビンがイーヨーにもわけを話します。
「風船、空に、石を、つけたまま。僕にも何か、できれば、いいのに、、、
でも、、どうせ僕なんか・・・・。」
イーヨーはいつもネガティブ。どうせ僕なんか、は彼の口癖です。
「そんなことないよイーヨー。頼みたいことがあったらすぐにお願いするよ。」
クリストファーロビンは言いました。
「いいんだよ・・・どうせ、どうせ僕なんか・・・・。」
イーヨーはそういって森の奥へ歩いていってしまいました。
困ったけれど、いつもイーヨーはそういうので、
三人はオウルの家にそのまま向かうことにしました。

高くそびえる木の上に、オウルの家はあります。
「やぁ、三人そろってどうしたね?」
三人はわけを話し、オウルにお願いをしました。
「それはおやすいご用さ。わしは空を飛ぶのは得意なんだ。そうれ。」
オウルは空高く舞い上がりました。プーたちも一生懸命に探しました。
木の間、丘の上、岩の上、ティガーも加わり得意のジャンプで高いところを覗きました。

けれど結局、風船はいつまでたってもみつかりませんでした。
みんなはあきらめて、とぼとぼと帰り道を歩いていました。
すると、ゆっくりイーヨーがやってきていいました。
「みんな、一生懸命に、石と風船を、探して、いたから、僕も、さがそうと、思ったんだ。
でも、僕は、のろいし、ロバだから、高いところも、みられない。」
イーヨーはゆっくり続けます。
「どうせ僕なんか・・・・って、思って、いつものように、下を向いて歩いていたんだ。
そうしたら、、、、。」
イーヨーはそっと石を差し出しました。
風船は、みんなが探しているあいだに、
やがてしぼんで100エーカーの森に落ちていたのです。
ですから高い木にも、空の中にも、ちっともみつからなかったのです。
「凄いや、イーヨー。君がみつけてくれたんだね。」
「イーヨー、ありがとう。君はヒーローだ。」
みんなはイーヨーをたたえました。
「ぼ、僕が・・・ひ、ヒーロー・・・。」
イーヨーは照れくさそうに笑いました。
みんなが探したキレイな石と、しぼんでしまった風船は、
無事ラビットのもとに届けられました。
「みんなわしの為に。
おやこれはキレイな石だな。しかもわしにそっくりだ。ありがとうピグレット。
それにプー、すっかりしぼんでいる風船。だけどまた膨らませればいい。
そうすればまた空へ昇れるさ。
そしてみんな、ありがとう。」
ラビットは嬉しそうに言いました。
ピグレットもプーも、みんなも、とても嬉しい気持ちなのでした。

誰かが嬉しいと・・みんな嬉しい。よく晴れた日の夕暮れのことでした。





(CLOSED)
# by culcul-magic | 2001-01-02 00:01

贋作 ハリーポッター みたいな物語



 「またおさがりか?ウィーズリー。」
緑のマフラーと黒いローブを風になびかせニヤニヤと笑っているのは、
スリザリン寮のマルフォイでした。
兄弟の多いロン・ウィーズリーは、いつも兄たちのおさがりばかりを使っています。
もちろんウォンドも同じです。
使い古されたウォンドは既に一度折れ、その傷をテープで補修して使っているのです。
「そんなおさがりのボロ杖で、一体何ができるんだ?
せいぜいネズミの前歯を伸ばすくらいだろ、なぁウィ~ズリー。」
憎たらしい言い方です。
「なんだとマルフォイ!
僕だって、この杖でお前を思い通りにすることくらい簡単なんだぞ!」
「ほぉ・・・やれるものならやってみろよウィーズリーっ。」
ロンは、思い切りウォンドを高くあげると、今度は勢いよく振り下ろし
マルフォイ目がけて叫びました。
「タラントアレグラッ!!!」
踊れ!という呪文です。 ロンの勢いに、マルフォイは一瞬息を飲みました。
万が一成功してしまったら、マルフォイはバカみたいに踊らなくてはなりません。
プライド高いマルフォイにとっては、耐え難い屈辱です。
・・・・が、結局魔法は失敗でした。
マルフォイの横に立っていた、手下のビンセントにかかってしまったのです。
ビンセントはとことこと踊りだしました。
「ふんっ。」マルフォイは踊りだしたビンセントを突き飛ばすと、
ロンにむかって歩いてきます。
「な、なんだよ。」
ロンが少しひるむと、マルフォイはロンからウォンドを取り上げ、
窓から放り投げてしまいました。
「あ!な、なにするんだよマルフォイっ!」
「ふんっ。あんな杖、あってもなくても同じだろウィ~ズリー。」
ロンのウォンドは、ホグワーツの校舎の壁をつたってクルクルと落ちていきました。
あわててロンが窓から下を覗き込むと、こともあろうにウォンドは校舎横を歩いていた
スネイプ先生の手荷物の中へスルリと落ちてしまったのです。
「うわっ・・・・なんでよりによってスネイプなんだよぉ~・・・。」
もうロンは泣き出しそうでした。
スネイプ先生は、魔法薬学の教授で、厳しいことで有名な
ちょっと嫌なタイプの先生でしたから。
「おい、ウィーズリー。いくらバカなお前でも流石に忘れていないと思うが
明日は、マクゴナガル先生の変身術のテストだぞ。ははははは。」
とんでもないことです。もちろん忘れていたわけではありません。
ロンは、覚えていたからこそ、一生懸命に練習しているところだったのです。
そこへマルフォイが邪魔に入り、こんなことになってしまったのですから。
嫌味な笑いを響かせたまま、マルフォイはスリザリン寮へと戻って行きました。
さて、困ったのはロンです。急いでグリフィンドール寮へと走りました。
ホグワーツの校舎内は複雑に入り組んでいる・・・というわけではありませんが
階段の機嫌が悪いと、なかなか目的地まで辿りつけないことがよくあるのです。
階段が・・生きているから。
「頼むよ、頼むから真っ直ぐ寮に戻してよ!急いで急いで。」
ロンは、階段に語りかけながら、でもとても急ぎ足で上ってゆきました。
寮のドアの前でも、また少し面倒です。
寮のドアは、呪文がないと開かない仕組みになっています。
他の寮生が勝手に入ることを許さない為です。
「あ~もぅ、ミミダレミツスイ」呪文とともに
ドアが「おかえりなさい、ロン・ウィーズリー」と開きました。
「はいはい、ただいまっ!」なげやりに挨拶を済ますとロンは叫びました。
「ハリー!ハリー!」
「どうしたんだよロン!そんなに慌てて。」
寮のベッドで本を読んでいたハリーが驚いてベッドから飛び降りました。
「聞いてよハリー。マルフォイのやつが・・・」
ロンは、さきほどの出来事をすべて話しました。
「なんだって!ひどいことするなぁ。明日はテストがあるのに。」
ロンの話を聞いて、ハリーもムッとしています。
「どうしよぉハリーぃ。練習もできないし、何より杖を失くしたら、テストも受けられないし
母さんたちにもなんて言われるか・・・あぁ~もぉだめだぁ。」
「落ち着いてよロン。失くしたわけじゃないじゃないか。持っている人は分かってるんだよ。」
「だ、だ、だ、だってハリー。分かっているって言ったって、その持ってる人って
あのスネイプだぜ?! どうやって取り返すんだよぉ。
授業のこと以外で杖を振り回すのは禁止なんだよ。
それをやっちゃったんだから・・・素直に話したって分かってもらえる相手じゃないよ。」
「うん・・・。そうだなぁ。でも取り返さなくっちゃ。 ひとまず、ハーマイオニーにも相談しよう。」
「えぇ・・・また怒られるよぉ・・・。」

「誰が怒るですって?」
「ハーマイオニー!?どうして男子の部屋にいるの?」
「ハリーにお届けものよ。ハグリットから。もちろん監督生には了承を得てるわよ。」
ハーマイオニーは小さな小包をハリーに手渡しました。
「あ、ありがとうハーマイオニー。あぁ、頼んでおいたヘドウィグの餌だ。」
「餌を頼んだの?」
「そうなんだ、最近ヘドウィグに食欲がなくってさ、それで・・・」
「ちょっと二人とも!ふくろうなんてどうでもいいから、僕の杖をなんとかしてよぉ~。」
ロンが泣きべそをかくと、ヘドウィグがつつきました。
「いて、なんだよヘドウィグまで。」
「ふくろうなんか、なんて言うから怒ったのよ。さ、その杖の話、聞かせてちょうだい。」
ロンは、ハーマイオニーにもマルフォイの話をしました。
「まったく、どうして男の子ってそう幼稚なのかしら。私にいい手があるわ。今夜決行よ。」
「こ、今夜・・・。」
三人は、そぉっと作戦を立てました。

ホグワーツの寮には、監督生がいて、
消灯時間を過ぎてからは寮外へ出ることは許されていません。
「ロン、・・・ロンってば、」
「んぁ、もう食べれないってハリー。僕お腹いっぱい・・。」
「ロンッ!起きろよ。もう約束の時間だよ。」
「はっ!、ご、ごめんハリー。夢みちゃった。」
「いいから、早く。」
ハリーとロンは、透明マントを羽織りました。
これで周りからはまったく二人の姿は見えません。
他の寮生を起こさぬように、静かに部屋を出ます。
そぉっと女子部屋へ行くと、既にハーマイオニーが待っていました。
「遅いわよ二人とも。・・どうせロンが寝ぼけて遅くなったんでしょうけど。」
「う・・・すみましぇん。」
寝静まったホグワーツを音を立てないように歩いていきます。
もちろん、透明マントをかぶったまま。
ですから、たとえ首なしニックがやってきても
「やぁお三方、ごきげんよう。」などと話しかけられることもありません。
たどり着いたのは、スネイプ先生の教授部屋でもある魔法薬学の教室です。
ドアの隙間から、細い光が伸び、ゆらゆらと揺れています。
どうやらまだスネイプ先生は起きているようです。
「どうしよう。」ロンが心配そうに、小声でたずねました。
「とりあえず、マントをかぶっていれば姿は見えない。中に入って杖を探そう。」
しかし、ドアにはしっかりと鍵がかかっています。
「鍵は任せて」ハーマイオニーは小さく杖を振ると「アロホモラ」と鍵に向けて唱えました。
さっきまで、重くかかっていた鍵はスルリと開きました。
「流石ハーマイオニー」ロンが感心すると
「あのねロン、一番最初に習うくらい簡単な呪文よ。覚えなさいこれくらい。」
三人は、ドアの隙間から中を覗きました。
スネイプ先生は、ドアに背を向けて机に座り何やら分厚い本を読んでいます。
いまなら、中に入っても分からないかも知れません。
三人は、そぉっとドアを押し開けると、音を立てないように中へ入りました。
さて、ロンのウォンドはどこにあるのでしょう。
ロンは記憶を辿って、スネイプ先生があのとき持っていた荷物を探しました。
「あ、あった。あれだ、黒くて大きなバッグだったんだ。その隙間にスポッと。」
三人は大きなバッグに近寄りました。と、そのとき!
タイミング悪くスネイプ先生がこちらへ体を向けたのです。三人は息をのみました。
「ん?なにか物音がしたような気がしたが・・・気のせいか。
・・・ミセスノリスかも知れんな。」
スネイプ先生はそう言うと、また机に向かい始めました。
ミセスノリスはフィルチの愛猫で、よくホグワーツ内を歩き回っては、
その様子をフィルチにいいつけているのです。
ホッとした三人は、もう一度バッグへ手を伸ばします。
そぉっとバッグのくちを広げると、
バッグの端にロンの折れたウォンドが引っかかっていました。
「よかった・・・」ロンは手を伸ばし、ウォンドを取り出しました。
三人は、また音を立てないように教室を出ると、
大急ぎでグリフィンドール寮へと戻って行きました。
作戦は、大成功に終わったのです。

そう、ここまでは・・・・。
机に向かっていたスネイプ先生は、ゆっくりとドアへ振り向くと、
椅子から立ち上がり、廊下を覗きました。
「・・・まったく。しのびこむのなら、最後までやり遂げろというものだ。
ハリー・ポッター・・・。」
スネイプ先生は、地の底から響くような低い声でそうつぶやくと、
そっとドアの鍵を閉めました。
ハリーたちは、杖を取り戻した安心感で、開けた鍵を閉めて帰ることを
すっかり忘れていたのでした。

次の日、三人は少しのお説教を受けるだけですみました。
ダンブルドア校長がマルフォイとロンのやりとりを魔法の鏡で見ていたからです。

変身術のテストがどうだったかって?
それが残念、ロンは赤点をとって補習を受けることになりました。
それがどうしてか・・・
ネズミの尻尾を生やして踊っているマルフォイを見れば、皆さんにももうわかるでしょう。




(CLOSED)
# by culcul-magic | 2001-01-01 00:00
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